https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180719/k10011539881000.html

天皇皇后両陛下が、来月初めに北海道を訪れ、利尻島などを訪問されることが正式に決まりました。

宮内庁によりますと、両陛下は、来月3日の昼すぎに特別機で北海道入りし、車に乗り換えて
北広島市にある夫婦で営む農園を訪ねられます。

この農園では、障害者と連携した野菜作りを行っていて、両陛下は、ピーマンなどの袋詰めの作業をご覧になります。

翌4日には、北海道北部の利尻島を初めて訪問し、特産のエゾバフンウニの種苗を生産している利尻町の施設を訪れ、
餌となる利尻昆布を与えて育てている様子を視察されます。

また、車で島を1周して、最も大きい沼「オタトマリ沼」のほとりからシンボルの利尻山を眺めるなど
島の自然に親しまれることになっています。

そして、最終日の5日には、北海道と命名されてことしで150年になるのを記念して札幌市で開かれる式典に出席されます。

天皇陛下が北海道を訪ねられるのは平成23年以来7年ぶりで、両陛下での訪問は平成になって8回目になります。

天皇陛下は、おととし8月のビデオメッセージで、「日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、
大切なものと感じて来ました」と述べられていて、去年の鹿児島県の島々やことし春の沖縄県の与那国島への訪問と同様、
利尻島への訪問も、皇后さまとお二人でかねてから望まれていたということです。