https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180719-00000006-ftaiwan-cn
米下院外交委員会アジア太平洋小委員会のテッド・ヨーホー委員長は18日、ワシントンで開かれた台湾と中国の関係について話し合うシンポジウムで演説し、
「一つの中国、一つの台湾」を支持する立場を改めて表明した。
報道陣の取材に対しては、米国は台湾が「民主的実体」として存在していることは事実だという現況に現実的に向き合うべきだと述べた。

ヨーホー氏は、米国の目標は中国を抑えつけることではなく、米国は中国と貿易を行い、良好な米中関係を持ちたいと願っていると言及。
その一方で、中国は威嚇や脅迫などの振る舞いを続け、南シナ海問題に至っては世界を欺いたと指摘し、
「米国は欺き嘘をつく国と商売や関係構築をしたいとは思わない」と語った。

中国が台湾を世界保健機関(WHO)総会から排除したことに関しては、
「中国が頭がいいのであれば、台湾が引き続き発展できるよう後押しするべき。こうすることで中国も利益を得られる」と中国に呼び掛けた。

米国の台湾政策にはグレーゾーンがあるとした上で、米国の全レベルの官僚の台湾訪問を認めた「台湾旅行法」の成立を受け、
関連の対台湾政策が着実に行われるようにし、米台関係を実務的に強化する必要があると述べた。

シンポジウムは米シンクタンク「ヘリテージ財団」と台湾民主基金会が共同で開催した。