https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180720/6020001173.html

指令伝わらず救急隊の出動に遅れ
07月20日 21時05分

今月、鶴岡市消防本部が市内の救急隊に出した出動指令が伝わらず、救急隊の出動が6分遅れる事態があったことが分かりました。
搬送が遅れたことによる患者への影響はないということです。

鶴岡市消防本部によりますと、今月、消防本部から市内の救急隊に対し、無線で急病患者の搬送を要請したところ救急隊の携帯無線が受信できず、出動の指令が伝わりませんでした。
救急隊は当時、市内で火災を想定した避難訓練の指導をしていて、救急隊の出動報告がないことに気づいた消防本部が電話で連絡し、6分後に出動の指令が伝わったということです。

消防本部は原因として、救急隊がいた場所の電波状況が悪かったことや、出動指令を自動音声システムでしたあと、救急隊に伝わったかどうかを確認していなかったことをあげています。
このため今後は、出動指令が伝わったことが確認できるまで、無線や携帯電話で救急隊への伝達を続けるなどの再発防止策を取るということです。

今回の患者の搬送先の医師の所見では、「診察の経過や当日の状態から、搬送の遅れによる容体への影響はない」ということですが、鶴岡市消防本部は、患者の詳しい容体や出動した救急隊の所属する署などを明らかにしていません。