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2018/07/24(火) 07:14:48.55ID:CAP_USER9東京五輪まで2年 渋滞対策など課題
2018年7月24日 5時14分東京五輪・パラ
東京オリンピックまで24日でちょうど2年です。大都市の中心部で行われる今回の大会は交通渋滞対策などが課題となるため、東京都や大会の組織委員会などは今後、大会運営と都市の活動を両立させる具体的な対策の検討を進めることにしています。
今回の大会は、競技が主に大都市の中心部で行われるため、大会運営と都市の活動を両立させる具体的な対策が求められます。
東京都や組織委員会などは、オリンピック期間中の平日の10日間と、パラリンピック期間中の平日の9日間を道路や鉄道の混雑緩和に重点的に取り組む期間として、休日並みの交通量を目指すことにしています。
都は、今後2年をかけて、企業などに対し、社員の出勤時間をずらしてもらうことや、職場から離れた場所で働く、いわゆるテレワークの実施、それに大会期間中の夏休みの取得を呼びかけることにしています。
さらに物流業界などに対しては、競技会場周辺の混雑緩和につなげるため、配送時間やルートの変更について協力を呼びかけていく方針です。
一方、多くの大会関係者や観光客が訪れる大会期間中の安全確保も大きな課題で、災害やテロなどに備えて、関係する行政機関や民間事業者と競技会場を使った訓練を行うなどして、具体的な対策を検討することにしています。
競技会場の整備の進捗状況は
大会の組織委員会や東京都によりますと、2年後の東京オリンピック・パラリンピックの競技は43の会場で行われます。
このうち、既存の施設を活用するのは全体の58%にあたる25の競技会場で、仮設の施設を使うのは10の競技会場、新たな施設を整備し、大会後も活用する「恒久施設」を使うのは8つの競技会場となっています。
8つの恒久施設のうち、すでに完成した施設を除く7つの施設で現在、工事が行われています。
工事の進捗(しんちょく)率は2割前後からおよそ5割と、おおむね予定どおり進んでいるということです。
このうち、メインスタジアムとなる新国立競技場は地下2階、地上5階建てで、すり鉢状になっている3つの層の観戦スタンドの全体像がわかるようになっています。
事業主体の日本スポーツ振興センターによりますと、工事の進捗率は全体のおよそ4割で、来年11月末の完成を目指しているということです。
また、水泳の競技会場、「オリンピックアクアティクスセンター」では、現在、面積がおよそ2万平方メートル、重さがおよそ6000トンの巨大な屋根を、地上からおよそ37メートルの高さまで持ち上げる作業などが行われています。
来月以降は、50メートルのメインプールなど3つのプールの整備が本格化し、再来年2月に完成する予定です。
カヌーのスラロームでは国内で初めての人工コースとなる「カヌー・スラローム会場」は来年5月の完成を目指して建設が進められています。
現在は、長さおよそ200メートルのコースの輪郭が徐々にわかるようになっています。
このほか、既存の施設を大規模に改修するテニスなどの競技会場や、体操などが行われる仮設の競技会場でも工事が行われています。
それぞれの競技会場では、工事が終わったあと、大会の1年前から半年ほど前にかけて運営の課題を洗い出すテストイベントが行われることになっています。
8つの「恒久施設」とは
今回の東京大会に向けて新たに整備され、大会後も活用する「恒久施設」の競技会場は合わせて8つあります。
このうち、日本スポーツ振興センターが事業主体となって建設を進めているのが、東京 新宿区の「新国立競技場」です。
また、東京都が現在、工事を進めているのは6つの競技会場です。
水泳の会場で、江東区の「オリンピックアクアティクスセンター」、カヌーやボートの会場で東京の臨海部に整備される「海の森水上競技場」、バレーボールなどの会場で江東区の「有明アリーナ」、江戸川区の「カヌー・スラローム会場」、ホッケーの会場で品川区と大田区にまたがる「大井ホッケー競技場」、江東区の夢の島公園の「アーチェリー会場」です。
一方、東京都が整備し、バドミントンなどの競技が行われる調布市の「武蔵野の森総合スポーツプラザ」はすでに完成し、去年11月にオープンしています。