https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180730/k10011555531000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_006

土砂災害警戒区域 広島県が個別に周知へ
2018年7月30日 5時02分豪雨

広島県内で豪雨の土砂災害で亡くなった人の半数近くが土砂災害警戒区域で見つかったことから、広島県は、今後、区域を指定する際は危険性を世帯ごとに個別に伝えることになりました。

今月初めの豪雨で、広島県内では、土砂災害で亡くなった80人余りのうち、半数近い40人以上が土砂災害警戒区域で見つかりました。

土砂災害警戒区域は土砂災害のおそれが高い場所を都道府県が指定するもので、広島県内では、該当するとみられるおよそ5万か所のうち3万か所がすでに指定され、県のホームページなどで公表されています。

広島県は、今回、区域内で亡くなった人が多かったことから、住民に危険性が十分伝わらず、避難が遅れた可能性があるとみています。

これを受けて、県は、今後、区域を指定する際は、対象の世帯すべてに説明の資料を送り、危険性を個別に伝えることになりました。

県の担当者は「いち早くリスクを認識してもらえるよう、できうる手を尽くしたい」と話しています