東京・下町の住宅街で“ウミネコ”が大繁殖。海から離れた場所で一体なぜなのでしょうか?

 「ミャー、ミャー」(鳴き声)

 東京・江東区、深夜の住宅街に響く不気味な声の正体は、なんとウミネコです。

 「うるさい、うるさい、相当うるさい」(女性)

 「寝つけない日ありますね」(男性)

 問題になっているのは、深夜になってもやまない鳴き声。

 「いっぱい飛んでます」(記者)

 都会の真ん中で彼らはどう暮らしているのでしょうか。

 「暗くてよく見えないな」(記者)

 温度に反応するサーモカメラを使って捜してみると・・・

 「これ、さっきの鳥じゃないですかね」(記者)

 マンションの屋上に、ウミネコの群れを発見。江東区によると、ウミネコはマンションなどビルの上に巣をつくり繁殖しているのだといいます。

 本来、沿岸部に生息するウミネコ。しかし、日本野鳥の会によると、天敵がいないことや、残飯などエサが豊富なこと、さらに夜でも明るく活動できることから、都会の住宅街はウミネコにとって住みやすい環境ともいえるということです。

 江東区では3年前から増え始めたということで、ネットを張るなどの対策を呼びかけています。

7月30日16時46分
TBSニュース