https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180801/k10011558641000.html

台風12号は、東シナ海を西に進んでいて、台風に近い九州南部を中心に2日にかけて局地的に
非常に激しい雨が降るおそれがあります。気象庁は、土砂災害に警戒するとともに低い土地の浸水や
河川の増水などに注意するよう呼びかけています。

気象庁の観測によりますと、台風12号は、午前6時には鹿児島県枕崎市の西南西220キロの海上を、
1時間に20キロの速さで西へ進んでいます。

中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、
中心から半径110キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
台風は、東シナ海をやや発達しながら西寄りに進む見込みです。

台風に近い九州南部を中心に台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため2日昼ごろにかけて激しい雨が
断続的に降り、局地的に非常に激しい雨となるおそれがあります。

2日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽九州南部と鹿児島県の奄美地方で120ミリ、
▽九州北部で60ミリと予想されています。

また、九州南部と奄美地方では海上を中心に強い風が吹く見込みで、2日にかけて予想される最大風速は15メートル、
最大瞬間風速は25メートルで、海上の波の高さは4メートルのしけが続く見込みです。

気象庁は、土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水、川の増水、強風、高波などに注意するよう呼びかけています。