◆米、22兆円の対中制裁引き上げも=関税10%から25%−通信社報道

米ブルームバーグ通信は31日、トランプ政権が検討する中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)相当に対する貿易制裁について、上乗せする関税を当初案の10%から25%へ引き上げる可能性があると報じた。
税率が大幅に上がれば中国経済に与える影響も大きく、経済大国同士の「貿易戦争」に拍車を掛ける恐れがある。
これは対中関税の第3弾に相当し、発動は9月以降とみられる。

ロイター通信によると、米政権は8月1日にも新たな制裁関税を発表する可能性がある。
トランプ大統領がライトハイザー米通商代表部(USTR)代表に関税引き上げを検討するよう指示した。
米中貿易協議再開に向けた道筋が見えない中、対中圧力を一層強めることで、中国に歩み寄りを促す狙いがあるとみられる。

時事ドットコム 2018/08/01-12:08
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018080100490&;g=int