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韓国 観測史上111年間で最高の40度超の猛暑
2018年8月1日 18時22分熱中症

韓国で、1日、日中の気温が一部で40度を超えて1907年に観測を始めてから111年間で最も高い気温となり、韓国全土が猛烈な暑さになりました。

韓国気象庁によりますと、韓国全土は、1日、太平洋高気圧に覆われて気温が上昇しました。東部のカンウォン(江原)道ホンチョン(洪川)では41度を観測し、1907年に観測を始めてから111年間で最も高い気温となりました。

また、南東部のキョンサン(慶尚)北道ウィソン(義城)で40度4分、首都ソウルで39度6分に達しました。

ソウルでは、これまで1994年7月に観測した、38度4分が最も高い気温でしたが1日、24年ぶりに記録を更新しました。

ソウル市内では、日傘や扇子で強い日ざしを遮る人や、携帯用の扇風機や冷たい飲み物などを手に移動する人の姿が目立ちました。

猛烈な暑さを受けて、イ・ナギョン(李洛淵)首相は、関係省庁に対し、政府や地方自治体、それに公共機関が発注した工事の現場で日中の作業を中止する対策などを取るとともに、冷房の費用がかさむことから電気料金の引き下げを検討するよう指示しました。

韓国気象庁は、現在の気圧配置は当分の間変わらず、来週にかけて韓国全土で猛烈な暑さが続く見込みだとして、厳重な警戒を呼びかけています。

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