新自殺ゲーム「MOMO」で12歳少女が死亡…SNSの不気味アイコンに要注意
2018.08.03
https://bq-news.com/bq180803b

2017年頃からからロシアを始めとする世界各国で社会問題となった「青い鯨/ブルー・ホエール・チャレンジ」をご存知でしょうか?
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ネット上の自殺コミュニティに集まった参加者たちに、SNSを通じて50日間、毎日様々な課題が命じられ、最終的に自殺へ導かれてしまう…
ロシアでは130人もの若者が自殺したことで、警察が首謀者を逮捕。
現在「青い鯨/ブルー・ホエール・チャレンジ」は下火になってきたのですが、新たな自殺誘発ゲームが誕生し、火種がくすぶり始めています。

■ 若者を狙う自殺ゲーム「MOMO」
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メキシコのタバスコ州コンピューター犯罪調査班によれば「最初はFacebookで不特定多数のメンバーが集まり『MOMO』が始まった」そうです。
この「MOMO」が、世界中に広まりつつある、新たな自殺ゲームなのです。

実際に「MOMO」のコミュニティに参加した人たちからの証言によれば、FacebookやYouTubeの「閲覧注意」コンテンツに興味を持った人たちが「MOMO」の参加者に選ばれ、チャレンジの指示に従わないと脅迫されるとのこと。
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またスマホの無料通話アプリWhatsAppにも、突然、不気味な女性アイコンから連絡が来て、「MOMO」に巻き込まれるケースも増えているとか…
BBCによれば、「MOMO」はメキシコ、アルゼンチン、アメリカ、フランス、ドイツにも広がっているのが確認されているが詳細は不明。
ただ、「MOMO」の指示を出す人物は、参加者の個人情報を手に入れて、脅迫することを目的にしている可能性が高いと見られています。

■ 12歳の犠牲者
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すでに「MOMO」への参加によって命を落とした犠牲者も出ています。
アルゼンチンの警察によれば、つい最近12歳の少女が自殺した原因は「MOMO」と関連が深いと発表し、少女とメッセージを交換していた少年の行方を捜索中。

スペイン警察は「もし不気味な顔のアイコンから連絡が来ても無視するように」と注意を呼びかけているので、皆さんも不審なSNSアカウントからの連絡には、ご注意ください。

※「MOMO」のアイコンとして使用されている、恐ろしい女性は、日本人アーティストのミドリ・ハヤシさん(おそらく異形人形作家の林美登里氏)の作品を流用しているそうです。