アメリカの大学入試競争においては、ゴールラインが人種枠ごとに別々に引かれており、
東洋系は他人種以上に成績をあげることが必要となる。
このため、アジア系の人種は個々人の事情に関わらず、人一倍の努力が制度上義務付けられるという、逆に差別的な実態が生じている。
特にフィリピンやベトナム系のアメリカ人は社会的にも不利な境遇の出身者であることが多く、
白人の貧困層出身者と同じで彼らの立場改善に大きな妨げになっていると指摘されている。

プリンストン大学の社会学者のトマス・J・エスペンシェイドとチャン・Y・チュンの調査によると
アイビー・リーグ大学の入学審査における学力以外での基準によるSAT (大学進学適性試験)の修正点は、白人をゼロとすると

人種 修正点
黒人 +230
ラテン系 +185
アジア系(東洋系、インド系、東南アジア系) –50
スポーツ特待生 +200
レガシー (元卒業生の子弟および大学への献金者) +160

優遇措置対象であると得点が10%以上有利になり、アジア系であると3%程度不利となる。


欧米を見習っただけでした