最初の陰謀論者は、人類初の映像を見て「旗がはためくのはおかしい」とか「影の角度が違ってる!」とか
「重力が6分の1ならジャンプしたらもっと高く跳ぶ!」とか「星が写ってないのはスタジオだからだ!」とか
そういう稚拙な難癖だったのよ。ホントに低レベルな。

で、そういうしょうもない話にいちいちきちんと説明してあげて、これこれこうだからおかしくないんですよ。
ってやっても、陰謀論者ってのは納得しないんだよね。(ちびっ子向けのJAXAのページもあるはず)

普通の人なら、あ、なんだ。そうなんだ。私がバカでした。賢くなったわ。で終わる話なわけ。

でも陰謀論てのは宗教だから。科学とは違うんだよね。目的が事実の解明よりも、自説の正しさを証明するため、になってしまっている。
自説に不利な証拠が出ても「いや、あれはインチキだ」とか言って何も認めなくなる。そうなるともう末期的で、論理の通じる相手じゃない。
なのでどんな証拠を出しても陰謀論者ってのはまた新しい難癖を考えてくるんだよね。

だから最初の素朴な疑問が解決しても納得せずに「ファミコンレベルのコンピュータで行けるわけない」「バンアレン帯は越えられない」「反射板は落として設置できる」とか言い出すんだよ。

でも、その反論をする際に「以前付けた難癖」に綻びが出来ても全く気にしないというのも陰謀論者とかオカルトの人たちの特徴だから覚えておくといいよ。

だから何度「何を証拠に出せばアポロが月に行ったと信じてくれますか?」と尋ねても答えてくれないんだよ。
「何を出しても信じない」と答えると科学的な態度ではないとバレてしまうし、そこで答えた証拠を突きつけられて今まで信じてきた陰謀論が間違いだと認めなきゃいけなくなることも怖いんだよね。