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両陛下 北海道命名150年記念式典に出席
2018年8月5日 11時42分

北海道を訪れている天皇皇后両陛下は5日、札幌市で、北海道と命名されてことしで150年になるのを記念する式典に臨まれました。

この式典は、かつての「えぞ地」が明治2年に「北海道」と命名されてからことしで150年になるのを記念して、道などでつくる実行委員会が開いたもので、およそ3000人の関係者などとともに両陛下も出席されました。

はじめに北海道の高橋知事が「北海道命名150年を未来への新たなスタートとして、アイヌの方々の自然に対する畏敬の念や共生の思いを大切にしながら、活力に満ちた多様性のある社会の実現に向けて、確かな歩みを進めていくことを決意します」とあいさつしました。

続いて、アイヌ民族の古式舞踊や北海道南部の江差町に伝わる民謡の「江差追分」など、北海道の伝統芸能が次々と披露されました。

両陛下は、北海道の歴史や文化に関心を持ち、これまでも折に触れて伝統芸能などを鑑賞していて、5日も一つ一つの演目にさかんに拍手を送られていました。

両陛下は5日午後、3日間の北海道訪問を終えて東京に戻られます。