川崎市の国道の交差点で4日、79歳の男性が車にはねられて死亡したひき逃げ事件で、警察は50歳の会社役員の男を逮捕しました。調べに対し、男は「人をひいた認識はない」と容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、横浜市鶴見区の会社役員、花澤順也容疑者(50)です。

警察によりますと、花澤容疑者は、4日午前0時半ごろ、川崎市川崎区藤崎の国道の交差点で、阪口二治男さん(79)を車でひいて、そのまま逃げた疑いが持たれています。

阪口さんは現場で死亡が確認され、警察はひき逃げ事件として捜査していましたが、付近にあった防犯カメラや目撃者の証言などから、5日、花澤容疑者をひき逃げの疑いで逮捕しました。

警察の調べに対し、花澤容疑者は「車が縦に揺れたのはわかったが、道路が陥没していたと思った。人をひいた認識はない」と容疑を否認しているということです。

警察によりますと、阪口さんは知人とけんかをしていて、横断歩道上に倒れたところを車にはねられたということで、警察は当時の状況をさらに詳しく調べています。

NHK NEWS WEB
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