https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180805/k10011564451000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_005

山形で300ミリ超の大雨 東北は土砂災害など厳重警戒
2018年8月6日 6時52分気象

前線の影響で、東北地方は大気の状態が不安定になり、山形県では、この24時間の雨量が300ミリを超える大雨になっています。東北では6日昼ごろにかけて局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重な警戒が必要です。

気象庁によりますと、停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、東北地方は大気の状態が非常に不安定になっていて、山形県には発達した雨雲がかかり続けています。

山形県戸沢村付近では、レーダーによる解析で、午前3時40分までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。

また、午前6時までの1時間には、国土交通省が山形県西川町に設置した雨量計で49ミリの激しい雨を観測しました。

午前6時までの24時間に降った雨の量は、山形県の金山町で312ミリ、最上町の瀬見で307ミリと、いずれも平年の8月、1か月分を上回り、統計を取り始めてから最も多くなりました。

これまでの雨で、山形県と秋田県、宮城県では土砂災害の危険性が非常に高まり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

また、山形県では、氾濫の危険性が非常に高い氾濫危険水位を超えている川があります。

東北地方では、6日の昼ごろにかけて大気の不安定な状態が続き、局地的には雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意するよう呼びかけています。