「連携」っていうのが無条件に良いことのように言う意見が目につくけど、
逆に連携できないのはどういう場合かというと、利害が一致しない時だよね。
で、利害が一致しないときはある程度それぞれ勝手にやっていいよ、というのが分権。
地方分権というのは、国の考える利益と地方の考える利益が食い違うときは、
ある程度地方の勝手にやらせる権限を持たせるということ。
強制的に連携させる制度というのは分権と逆方向。

都構想というのは、多くの人が指摘している通り、大阪市と大阪府の利害が
一致しない時、大阪市が勝手に動く権利を奪うということだよ。
府民は賛成するかもしれないけど、大阪市民が賛成する理由はない。