「3時間の猶予」の直後

つまり大量に放流した時間帯は
ダムへの流入量も最大で毎秒2000トン近くにまで達している。


このタイミングでの放流操作であれば、いくら
「流入量より多く流すことはない」といっても

「安全基準の6倍の量を放流する」ことになってしまうのだ。


必ずしも「氾濫を防ぐために最大限努力した」とは言えないということが、データからも浮かび上がってくる。

 つまり、国土交通省の言い分のように「流入量以上を放流しない」から「安全な操作である」
という理屈は成り立たないということだ。


そもそも雨がいちばん降っているときに、流入量と同じだけ放流するのであれば、治水目的を達しているとは言えないだろう。