https://www.time-j.net/uc/dst/
【世界の国のサマータイムの導入状況について】

現在、国連加盟国193カ国のうちサマータイムを実施しているのは、60カ国で全加盟国の約1/3となっています。
最近のサマータイム導入状況の変化は以下のとおりです。

2017年 モンゴル、ナミビア、トンガが廃止、ハイチが再開。
2016年 トルコ、アゼルバイジャン及びハイチが廃止、チリ及びトンガが再開。
2015年 モンゴルが実施、チリが1年中サマータイムになり廃止、エジプトが廃止。ウルグアイが廃止
2014年 エジプトが再開、ロシアが標準時間に戻る
2013年 リビアがサマータイムを実施したが1年で廃止
2012年 ハイチが実施し、アルメニアが廃止
2011年 ロシア、ベラルーシが1年中サマータイムになり廃止、エジプトが廃止

サマータイムを導入している国でも国内の全ての地域でサマータイムを実施しているわけではありません。
オーストラリアとブラジルでは州単位で実施するかどうかを決めており半数ぐらいの州が実施をしていません。

また、アメリカではアリゾナ州とハワイ州が、カナダではサスカチュワン州等が、メキシコではソノラ州が実施をしていません。

https://www.time-j.net/Images/DaylightSaving-World-Subdivisions6.png
↑サマータイム実施色分け地図
青・夏時間を実施している
橙・過去に夏時間を実施したが現在は行っていない
赤・夏時間を一度も実施したことがない

地図を見てわかるように、高緯度の国ではサマータイムを実施しているところが多く、
低緯度の国ではサマータイムを実施していないところが多くなっています。

一部の資料では、先進国はサマータイムを実施していると書いてありますが、先進国には高緯度にある国が多いためで、
正確には高緯度にある先進国ではサマータイムを実施しているというべきだと思います。