1ヶ月前のことすら忘れてしまった人へのおさらい。


多目的ダム(今回の河本ダム)には、常時満水位というのがあり、いつも保っている水位がある。これは利水の為。
それを越えて、洪水に対応するために、サーチャージ水位というのがあり、そこまでが洪水対策分の容量。
河本ダムは、常時満水位とサーチャージ水位が同じなので、通常は洪水対策していない。
※ただし、設計上の余分があるので、まったく対応できないわけじゃない。

だが、洪水が発生する時期には、制限水位(洪水の為の余力を持つため、低めに設定されている)で運用される。
これが、洪水対策分。そんで、今回は、制限水位よりもさらに3mほど水位を下げて準備していた。
これ誰でもデータで検索できます。

で大雨の結果、サーチャージ水位を超えたので、越流(決壊に等しい)させないため、通常放水量を越えて放流
これ正しい操作。
だが、流入量より少なくしか放流してないので、河本ダムは一時、サーチャージ水位を超え、貯水量197%までがんばっている。

なんの問題もない。

河本ダムががんばっている間に避難させなかった自治体の責任