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■管制官との交信

 米CNNが放送した音声によると航空管制官はラッセル容疑者に「おめでとう、よくやった」「空中で旋回して着陸しよう。地上にいる人を誰もけがさせないようにな」と言った。

 交信の中でラッセル容疑者は、約160キロ離れたオリンピック山地(Olympic Mountains)を見ようと、機体に燃料を入れたと話した。しかししばらく後に、燃料の減りが思っていたよりも速いと話した。

 管制官は近くの軍の基地に着陸するよう促したが、ラッセル容疑者は、基地にはおそらく対空兵器があるとして基地への着陸に難色を示した。

 現地紙シアトル・タイムズ(Seattle Times)が公開した録音によると、さらにその後にラッセル容疑者は「これはきっと終身刑でしょうね」と話し、「たくさんの人が僕を気遣ってくれた。僕がこんなことをやったと聞いたらあの人たちはがっかりするでしょうね」と語った。

「あの人たち一人一人に謝りたいです。僕はただの壊れた男で、ねじが何本か緩んでいたんだと思います。そうだとは今まで本当に知らなかったのですが」 (c)AFP/Jason Redmond

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