永野修身は別にゴリゴリじゃなかったろが
主因は関東軍、特に石原莞爾にあり、と思ってる。
海軍はロシア対策が不要、仮想敵国は米国
陸軍は米国対策が不要、仮想敵国は清、ロシア。
当然戦略は一致しない。普通はここで国策を統一するんだが、それぞれが大臣職持っていて、統帥権は陛下に集約。
逆に言うと陸海軍の統帥権を独立させてしまったのが明治憲法の欠点。
その上陛下は立憲君主制を最大限に遂行すべく、内閣の意思尊重を最優先とした。
つまり誰も陸海軍に鈴をつけられなかった。
更には515、226で見て分かる通り暴力革命に同情的な国民感情もあり、内閣の誰もが政治的にも物理的にも陸海軍に対抗しえなかった。
どうすべきだったかと言えば、日露戦争前に国防省を組織して陸海軍をその配下に収めるしかない。
つまり日米開戦に至る道は少なくとも日清戦争前後に戻らないと芽を摘めないことになる。