0001ばーど ★
2018/08/17(金) 07:50:29.23ID:CAP_USER9https://twitter.com/un_nerv
人気アニメシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する組織「特務機関NERV」を名乗るツイッターアカウントがある。どこよりも早く地震速報などを発信するこのアカウントは、一体だれが、何のために運用しているのか。
「揺れを感じたら、まずはツイッターを開いて『特務機関NERV』の投稿をチェックします」
※省略
特務機関NERVとは、人気アニメシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する機関の名だが、これを名乗るツイッターアカウントがある。フォロワー数はおよそ49万9600人(2018年8月8日現在)。エヴァンゲリオンシリーズの公式アカウントは8万7千人程度であることを考えると、驚くべき数と言える。
「特務機関NERV」は、地震などの災害情報のほか、気象警報、電車遅延や停電といった生活情報などを速報でツイートする。内容の豊富さもさることながら、特筆すべきはそのスピードだ。例えば6月18日朝に発生した大阪北部地震。特務機関NERVは、7時58分の発生に前後して緊急地震速報と第1報をツイート。震源の深さや予想される最大震度などを次々と発信しながら、同時に「エレベーターに閉じ込められた場合」「ガスメーターの復帰方法」といった情報もツイートした。発生から2分後の8時ちょうどには「大阪北部:震度6弱」をはじめとする各地の震度も伝えている。ちなみに、日本気象協会の地震速報アカウント「tenki.jp地震情報」が第1報をツイートしたのは8時1分、NHKニュースの速報配信は8時2分だった。
なぜ、これほどまでに早いツイートが可能なのか。そもそも、このアカウントを運営しているのは誰なのか。エヴァンゲリオンシリーズとの関係は? 運営者と思われる人物に取材を申し込むと、意外にもあっさりOKの連絡が来た。
■いったい誰が?
「はじめは、エヴァンゲリオンの世界観を自分で楽しむためにアカウントをつくりました。『警報』を発信するのに、現実の気象警報などをつぶやけばリアルでおもしろいと思ったんです」
そう笑うのは、都内でITセキュリティ会社ゲヒルンを経営する石森大貴さん(28)。このゲヒルンという会社名もエヴァンゲリオンに登場する用語で、NERVの前身となった組織だが、特務機関NERVのツイッターアカウントは、石森さんが本業の傍ら個人で運営している。アカウントを開設したのは2010年のことだった。特務機関NERVは作中で、敵の襲来を知らせる「警報」を発令する。大のエヴァンゲリオン好きだった石森さんは、これを自分でマネしようと思ったのだという。当初はツイートも手動。10年7月に、得意のプログラミングを生かして自動的にツイートする機能を開発したが、それでも初年度のフォロワー数は300人程度だった。
■「逃げて」という言葉を届けたい
「これほど本格的に運営するつもりはありませんでした」
石森さんはそう話す。しかし、2011年3月に起きた東日本大震災が「NERV」アカウントを大きく変えた。震災を機にフォロワー数は数万人規模まで大きく伸びたが、それ以上に変わったのは石森さん自身の思いだった。
宮城県石巻市出身。高校卒業まで暮らした実家は津波で全壊した。家族は無事だったが、親戚や友人を多く亡くした。震災以降、特務機関NERVにそそぐ力は格段に大きくなったという。
「あのとき、“逃げて”という言葉が大切な人に届かなかった。次の災害が起こったときには、誰も亡くしたくない。NERVのツイートは、“逃げて!”という僕の思いです」
「著作権を侵害している」という批判も寄せられたことから、エヴァンゲリオン版権元にもNERVアカウントと併せて使用の許可を求めている。
「非営利であり、社会的に意義のある活動ということでOKしました」(エヴァンゲリオンシリーズの著作権を管理するグラウンドワークスの神村靖宏社長)
■速さの秘訣は専用線と独自のプログラミング
「NERVのツイートは信用できるのか、と気にしている方もいるようですが、情報の出どころはテレビの速報などと変わりません。僕たちが取り組んでいるのは、それをいかに早く有用な情報として発信するか、という技術的なチャレンジです」
※省略
もう二度と、災害で大切な人を失いたくない。「逃げて」という石森さんの叫びはこれからも、ツイートに乗って50万人のフォロワーに届けられる。
全文はソース先で
2018.8.16 16:00AERA
https://dot.asahi.com/aera/2018080800079.html?page=1
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)