近年不漁続きだった道内のホッケ漁に回復の兆しが見えてきた。
道漁連によると、今年上半期(1〜6月)の水揚げ量は前年同期の4倍の1万4915トンに上った。
専門家は、主漁場の北海道北部海域(道央日本海―オホーツク海域)で2012年から行われてきた漁獲制限の効果が表れ始めたとみている。

 道内のホッケの年間水揚げ量は2000年代後半まで10万トン超えが続いたが、道漁連によると、10年以降は減少に転じ、17年はわずか1万8千トン。
1キロ当たりの単価も09年の3・6倍の182円に高止まりしていた。
資源の減少が要因とみられ、北海道北部海域では12年以降、沖合底引き網漁を行う稚内機船漁協がそれまでの実績を基準に漁獲を3割減らすなど、各漁協が漁獲制限を行ってきた。

 その結果、今年上半期の道漁連の管内別水揚げ量は稚内が前年同期比3・3倍の5751トン、北見が7・9倍の2980トン、小樽が1・8倍の2304トン。
漁獲制限は続いているが、極端に量が少なかったここ数年より大幅に増えた。
北部海域外の函館も21倍の3289トン。
全体の単価は1キロ113円に下がり、店頭でも買いやすくなってきた。

稚内市地方卸売市場に水揚げされたホッケ。久々に浜は活気づいている=7月24日
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道内のホッケ水揚げ量と単価の推移
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08/19 05:00