https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180819/k10011582061000.html

山口県で行方不明だった2歳の男の子を見つけた大分県のボランティアの男性が、
西日本豪雨で甚大な被害が出た広島県呉市で住宅の土砂の撤去作業に参加しました。

大分県日出町の尾畠春夫さん(78)は、山口県周防大島町で行方不明だった2歳の男の子の
捜索にボランティアで参加し、警察などの捜索が難航する中、今月15日に男の子を見つけました。

尾畠さんは先月の豪雨の直後に、特に被害が大きかった呉市の天応地区に駆けつけ、
およそ3週間、ボランティア活動を行いましたが、18日、再び呉市に入り、19日から住宅の
土砂の撤去作業などの活動を行っています。

尾畠さんが10人ほどのボランティアのグループのリーダー役となり、家の中に残された土砂を
土のう袋に詰めて運搬用の機械に次々と乗せていきました。

住宅の所有者の親戚の男性は「有名な方がボランティアで来て驚きました。作業のやり方も
教えていただいてとても助かります」と話していました。

尾畠さんは「『お帰り』と言って下さる住民の方もいてとてもありがたかったです。以前、活動した時と
比べても、全然復旧が進んでいない住宅もあるのでこれから頑張りたい」と話していました。

尾畠さんは今月末まで呉市内に滞在するということです。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180819/K10011582061_1808191153_1808191158_01_02.jpg