トランプ大統領 2度目の米朝首脳会談「可能性高い」
2018年8月21日 10時44分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180821/k10011584161000.html

アメリカのトランプ大統領は、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長について、「私は彼が好きだし、彼も私が好きだ」と述べたうえで、2度目の米朝首脳会談開催について、「可能性は高い」としました。非核化をめぐる米朝協議が難航していることへの懸念を打ち消したいものとみられます。
トランプ大統領は20日、ロイター通信とのインタビューで、キム委員長について、「私は彼が好きだし、彼も私が好きだ。弾道ミサイルの発射もないし、非常に静かだ」と述べ、6月にシンガポールで開催した初の米朝首脳会談でキム委員長と良好な関係を築いたと強調しました。

そのうえで2度目の米朝首脳会談について、具体的な時期には触れなかったものの、「行う可能性は高い」と述べ、開催に意欲を示しました。非核化をめぐる米朝協議は難航していますが、ホワイトハウスで安全保障政策を担当するボルトン大統領補佐官は19日、ポンペイオ国務長官が近く再び訪朝する見通しを明らかにしています。

トランプ大統領としては、北朝鮮の軍事挑発が止まっていることもみずからの成果だと位置づけ、2度目の首脳会談にも前向きな考えを示すことで、非核化が進んでいないことへの懸念を打ち消したいものとみられます。