https://jp.reuters.com/article/usa-trump-china-idJPKCN1L52AH

ワールド
2018年8月21日 / 01:20 / 6時間前更新
インタビュー:トランプ氏、米中通商協議に「多くは期待せず」
[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米大統領は20日、ロイターとのインタビューで、今週ワシントンで行われる中国との通商協議で多くの進展が得られるとはみていないと述べた。大統領は、中国との貿易摩擦の解消に「期限はない」とし、「中国と同様に、私は長期的な視野を持っている」と述べた。

その上で、中国の代表団はまもなく到着する予定だが、協議に「多くは期待していない」と語った。

大統領は、対中貿易摩擦の解消には時間を要すると指摘。「中国は余りにも長い間、余りにも好調だった。中国はわがままになった」との見方を示した。

通商協議に臨む中国の代表団は王受文商務次官が、米側はマルパス米財務次官(国際問題担当)が率いる。

協議が再開される一方で、米政府は東部時間23日午前0時01分(日本時間午後1時01分)に160億ドル分の中国製品に対する新たな関税を発動する予定で、中国も同規模の報復措置を取る構えだ。

米通商代表部(USTR)はまた、20日から6日間の日程で、2000億ドル相当の中国製品に関税を課す提案について公聴会を開催している。

中国外務省の陸慷報道官は北京で開かれた定例会見でトランプ大統領の発言に関して質問され、中国は協議が「良い結果」に至ることを期待しているとコメント。

「双方が静かに落ち着いて腰を下ろし、平等と同等、信頼に基づき、良い結果を出すことに専念するようわれわれは期待している」と語った。