大阪府警富田林署で勾留中だった樋田淳也(ひだ・じゅんや)容疑者(30)が逃走した事件で、逃走直後の今月13日ごろ、
実家のある同府松原市内の防犯カメラに樋田容疑者とみられる男が歩く姿が映っていたことが、捜査関係者への取材で分かった。
府警は、樋田容疑者が現在も松原市内に潜伏している可能性があるとして、22日に空き家やガレージなどを重点捜索した。

樋田容疑者は今月12日夜、署の面会室で弁護士と接見した後、間仕切り用のアクリル板を壊して逃げた加重逃走の疑いで全国に指名手配されている。

接見が終わった直後の12日午後8時半ごろ、署周辺の防犯カメラに樋田容疑者とみられる男が赤い自転車で北へ走る姿が映っていたが、その後の足取りは分かっていなかった。

捜査関係者によると、翌13日ごろ、署から約9キロ北側にある松原市の住宅街で、樋田容疑者とみられる男が歩く姿が防犯カメラに映っていた。
近くの民家では13日午前0時ごろ、住民が黒い原付きバイクが盗まれていることに気付いた。

近くには樋田容疑者の実家があるほか、今年5月に逮捕されるまで生活拠点にしていたガレージもあり、府警は土地勘があるとみて捜査。
22日夜、捜査員ら数十人が市内の空き家やガレージ、草むらなどを捜索し、樋田容疑者の所在や痕跡を調べた。

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8/23(木) 1:20配信