2018年08月26日15時06分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018082600259&;g=eco

 【ロンドン時事】日本政府観光局(JNTO)が海外で訪日需要を喚起するため、英国のPR会社と契約を結んだことが26日、明らかになった。2019年のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会や20年の東京五輪・パラリンピックに向け、英国を中心に欧州で観光促進キャンペーンを積極的に展開する。

 契約したのはロンドンに本社を置くブラック・ダイヤモンド。旅行関連のPRを得意としており、米カリフォルニア州などのほか、日本の瀬戸内地方の広告も担っている。契約期間は今月から19年3月まで。
 英国からの訪日客は近年急増しており、17年には初めて30万人を突破した。ラグビーW杯では英国のイングランドやスコットランドなどの代表チームを応援するために数万人が日本を訪れるとみられるほか、東京五輪でも多数の訪日客が見込まれている。

 JNTOはPR会社と組み、情報発信の強化を図る。19〜20年の大型スポーツイベントを契機として、トレッキングや冬のスポーツなど日本で楽しめるスポーツの魅力もアピールしていく考えだ。