これまでの雨で東京都内の川が急激に増水し、午後9時現在、目黒区の目黒川で、氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えているが、水位は次第に下がっている。気象庁は川の急な増水や低い土地の浸水、土砂災害に警戒するよう呼びかけ。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180827/0017493.html


首都圏 NEWS WEB メニュー
東京で猛烈な雨 川増水など警戒
08月27日 21時24分
27日も東日本や西日本の各地で猛烈な暑さとなりましたが、気温の上昇や前線の影響で、関東甲信は大気の状態が不安定になり、東京では局地的に雷や突風を伴って猛烈な雨が降っています。
川の急な増水や低い土地の浸水、土砂災害に警戒が必要です。

気象庁によりますと、27日も東日本や西日本を中心に高気圧に覆われて晴れて気温が上がり、各地で35度以上の猛暑日となりました。
関東甲信では、気温の上昇や前線の影響で、大気の状態が非常に不安定になり、夕方以降、局地的に雨雲が発達し、雷を伴って激しい雨が降っています。
レーダーによる観測では、東京・世田谷区付近で午後9時までの1時間におよそ110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表して、厳重な警戒を呼びかけています。
また、国土交通省が東京・大田区に設置した雨量計では、午後9時までの1時間に86ミリの猛烈な雨を観測しました。
激しい雨とともに急激に風も強まり、さいたま市では午後6時15分ごろに27.6メートル、東京・練馬区では午後7時45分ごろに25.1メートルの最大瞬間風速を観測しました。
これまでの雨で東京都内の川が急激に増水し、午後9時現在、目黒区の目黒川で、氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えていますが、水位は次第に下がっています。
関東甲信では、27日夜遅くにかけて、局地的に雷や突風を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は川の急な増水や低い土地の浸水、土砂災害に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。