国の特別天然記念物に指定されている鳥・トキが富山市に姿を現わしました。
新潟県佐渡市で自然に放たれたトキの可能性があり、環境省は、そっと見守ってほしいと呼び掛けています。

富山市で撮影されたトキ。28日午前、河川敷の木にとまる姿を地元の鳥愛好家の百沢良吾さんが見つけ、日本野鳥の会富山県支部の酒井昌則さんが午後に撮影しました。
トキは1羽でじっとしていましたが、その後、飛び立っていったということです。
トキは新潟県佐渡市で繁殖させたものを自然に放つ事業が行われ、県内では2009年などに黒部市で放鳥されたトキが見つかっています。

環境省によりますと、現在、日本本土では放鳥されたものと、その後、自然繁殖したものの2羽のトキが確認されています。
今回見つかったトキがこの2羽のうちの1羽か、新しい3羽目なのかはわからないということです。
環境省は、見つけたときは遠くからそっと見守ってほしいと呼び掛けています。

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2018/08/28 18:04 北日本放送
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=19394

河川敷の木にとまるトキ
http://www.knb.ne.jp/fit/d320/news_image/19394-00-19394-20180828193138.jpg