2018年8月31日 16時33分

秋田県大館市の観光施設、「秋田犬ふれあい処」で、観光客を出迎えていた秋田犬のうち1頭が、体調不良のため休養することになりました。市では多くの観光客と触れあったストレスが原因の可能性があるとしています。
休養するのは、虎毛のメスの秋田犬「飛鳥」です。去年8月にオープンした「秋田犬ふれあい処」では、「飛鳥」と赤毛のメス「あこ」が、交代で観光客を出迎えていて、1年間でおよそ2万1000人が来場するなど人気を集めています。

しかし、31日午前、大館市の福原淳嗣市長が記者会見し、「飛鳥」に下痢の症状が出ているため、症状が安定するまで休養させることを明らかにしました。

「飛鳥」は多くの観光客が訪れたお盆のあと体調を崩したということで、福原市長は多くの人と触れあったストレスが原因の可能性があると述べました。

大館市では観光客の増加に対応するため、秋田犬を2頭から4頭に増やすことを決め、新しい犬の訓練を始めたところでした。

「秋田犬ふれあい処」は、「飛鳥」が復帰するまで平日を閉館とし、土日と祝日のみ開館するということです。

福原市長は「飛鳥にはゆっくり休んでもらって、早く元気になってほしい。秋田犬のふるさととして、犬との触れ合い方についても観光客にしっかり周知していきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180831/k10011602491000.html