2018年9月3日 15時12分
 ヤフーとソフトバンクが、スマートフォンで簡単に支払いができる「QRコード」の決済サービスを今秋から始めるため、営業職など3000人規模の新規採用を検討していることがわかった。現金を使わないキャッシュレス決済の本格化を見据え、人海戦術で導入店舗を開拓する狙いがある。

 両社は今年6月、QRコード決済の事業を行う合弁会社「ペイペイ」を設立した。7月には、このサービスを利用する小売店や飲食店などが支払う手数料を3年間無料とする普及策を発表し、ソフトバンクの営業網を活用して導入店舗の拡大を図る方針を示している。

 今回の採用では、ヤフーの契約社員として雇用し、ペイペイに出向させる形を取る。すでに募集を始めており、関係者によると、最終的に3000人規模の採用を目指す。多くの店舗にQRコード決済の導入を働きかけるため、営業の経験がある人などを中心に採用する方針だ。

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