地震の影響で大規模な停電が発生している北海道では、腎臓病の人が受ける人工透析ができなくなる病院が相次いでいましたが、7日午前11時現在、道内の12の医療機関が新たな患者の受け入れが可能だと報告しています。

人工透析は、病気で失われた腎臓の機能にかわって機械で血液中の老廃物などを取り除く治療法で、受けている患者は全国におよそ33万人おり、数日に1回程度受けないと体調の悪化をまねき命に関わるケースもあります。

人工透析を行う医師などでつくる日本透析医会は、今回の地震で患者の受け入れ可能な施設の情報を集め最新の状況をホームページに掲載しています。

それによりますと、7日午前11時現在に人工透析の新たな患者の受け入れが可能だと報告しているのは、
▽札幌市中央区にある萬田記念病院
▽札幌市西区にある北海道大野記念病院
▽それぞれ札幌市豊平区にあるKKR札幌医療センターと札幌朗愛会病院
▽札幌市厚別区にある札幌北辰病院
▽それぞれ旭川市にある旭川赤十字病院と北彩都病院
▽苫小牧市にある苫小牧市立病院
▽岩見沢市にある岩見沢クリニック
▽音更町にあるとかち泌尿器科
▽滝川市にある石田クリニック
▽せたな町にある道南ロイヤル病院の12の医療機関です。

また、単に人工透析が可能だとしている施設は、新規の受け入れができるとした施設を含む32の医療機関です。

一方、停電や水の不足などで14の医療機関が人工透析をできなくなっていると報告しています。

情報は日本透析医会のホームページで随時更新されています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180907/k10011616011000.html
2018年9月7日 12時08分

日本透析医会災害時情報ネットワーク
https://www.saigai-touseki.net/