▽ 内閣府が10日発表した4〜6月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動を除いた実質で前期比0.7%増、年率換算では3.0%増だった。速報値(前期比0.5%増、年率1.9%増)から上方修正となった。法人企業統計など最新の統計を反映した。
▽ QUICKが事前にまとめた民間予測の中央値は前期比0.7%増、年率2.6%増となっており、速報値から上振れすると見込まれていた。
▽ 生活実感に近い名目GDPは前期比0.7%増(速報値は0.4%増)、年率は2.8%増(同1.7%増)だった。
▽ 実質GDPを需要項目別にみると、個人消費は前期比0.7%増(同0.7%増)、住宅投資は2.4%減(同2.7%減)。設備投資は3.1%増(同1.3%増)、公共投資は0.0%増(同0.1%減)。民間在庫の寄与度はプラス0.0ポイント(同プラス0.0ポイント)だった。
▽ 実質GDPの増減への寄与度をみると、内需がプラス0.9ポイント(同プラス0.6ポイント)、輸出から輸入を差し引いた外需はマイナス0.1ポイント(同マイナス0.1ポイント)だった。
▽ 総合的な物価の動きを示すGDPデフレーターは、前年同期に比べてプラス0.1%(同プラス0.1%)だった。

2018/9/10 9:03
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL07HDB_X00C18A9000000/?h=1