9/10(月) 10:43配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180910-00050012-yom-int
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 米国で医療用麻薬オピオイドへの依存症が社会問題化している。国や社会のあり方をめぐって真っ二つに割れた米世論は、その対処法についても一致点を見いだせないでいる。

 「6年前に娘、昨年は息子。今年2月には別の息子を亡くしました」

 オハイオ州北東部の街ウォーレン。8月31日、郡庁舎前で開かれた集会で女性がすすり泣きながらこう話すと、参加者から大きなため息が漏れた。集会はオピオイド被害者家族の団体が企画した。代表のエリザベス・ベックリーさん(54)は「中毒死は私たちの日常にある」と訴える。

 オピオイドは脳や脊髄などの神経系に作用し、強力な鎮痛作用を発揮する一方、依存症につながる恐れがある。医師から痛み止めなどで処方されたことが中毒への「入り口」となることが多い。

 ベックリーさんの娘(29)にとっては12年前、体の痛みや睡眠障害で服用したことが始まりだった。娘は次第に強い薬を使うようになり、違法薬物のヘロインを手に入れて自分で注射するようになった。2016年1月には乱用や感染症で発作を起こし、ペースメーカーを心臓に埋め込む手術を受けた。しかし、中毒は収まらず、3月に再びヘロインを摂取し、浴室で意識を失っているのをベックリーさんが見つけ、病院に担ぎ込んだ。

 一命を取り留めた娘は依存症からの離脱治療を受け、最近は小康状態を何とか保っているという。

 米保健福祉省によると、薬物中毒による昨年の死者数は過去最悪の約7万2000人。死因としては銃犯罪や交通事故を上回る。1990年代後半、製薬会社が危険性を知らせずにオピオイドを大量販売し、医師が安易に処方したことが原因とみられている。

★1:2018/09/10(月) 11:00:56.48
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