◆「神鋼加古川で火災」通報相次ぐ 実は燃焼放散

9日午後2時半ごろ、兵庫県加古川市金沢町の神戸製鋼所加古川製鉄所から「停電の影響でコークス炉にガスが充満している」と、市消防本部にホットラインで通報があった。
同製鉄所は爆発などを避けるため、ガスを意図的に燃焼させて大気中に放つ「燃焼放散」と呼ばれる措置をした。

燃焼放散中、同製鉄所敷地内では複数箇所で炎が上がり、近隣住民から119番が相次いだ。
市消防本部によると、同製鉄所から事前に通告があった場合、通常は出動しないが、通報が多かったため念のため消防車10台を出動させた。けが人はいなかった。

同製鉄所によると、敷地内に電力を供給する発電機が何らかのトラブルで止まり、コークス炉のガスを排出できなくなったという。

https://i.kobe-np.co.jp/news/jiken/201809/img/b_11623651.jpg
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201809/0011623650.shtml