>>892

リスク・マネジメント・システム、クライシス… という分類は個人的にはいまいちなじまないのですが (時系列に意味がありすぎる)、
フェイルセーフ、フェイルオーバーのような考えのほうがすっきりする気がします。

さて、物事が壊れるときにどのように壊れるのか。を工学的に分析すると FTA のようなものが出てくるのですね。
どのように故障が伝搬し、どのような確率で、どのようになるのか…といった単純化されたモデルですがかなり有用です。

この場合、30年で 70~% と呼ばれていた M8.0級の津波は「予想されていました」。東電の内部では。
そのような事態が生じた場合、発生確率、事象、関連事象が大きく書き換わるので分析は無効となります。

恣意的に報告をごまかす行為がなされれば、監査は無力になります。 >>732-737
かといって、経済性合理性を失うような規制もまたハザードを犯します。

このあたりは、国会事故調査報告書に、菅直人が初日にいかに愚かなことをしたのかを含めすべて書かれております。