100万人に避難命令 大型ハリケーン米上陸へ

ハリケーンを避けるために出航する米海軍ミサイル駆逐艦ニッツェ=10日、ノーフォーク(ロイター)
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米サウスカロライナ州チャールストンで、大型ハリケーン「フローレンス」に備え、建物を補強する板を運ぶ男性=11日(AP)
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米サウスカロライナ州で、大型ハリケーン「フローレンス」に備え、配給用の燃料を移し替える治安当局者ら=10日(ロイター)
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産経 2018.9.12 23:44
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 大型ハリケーン「フローレンス」が13日にも米東海岸に上陸する見通しとなった。直撃が予想されるノースカロライナ州などで非常事態宣言が発令され、予想進路にある原子力発電所は運転停止を計画。沿岸地域を中心に100万人以上に避難命令が出るなど市民生活に大きな影響が出始めた。

 米ハリケーンセンターによると、フローレンスは11日午後現在、バミューダ諸島の南をゆっくりと西北西に進んでいる。規模は5段階で2番目の大きさの「カテゴリー4」で最大の「5」に勢力を強める恐れがあり「命に関わる沿岸部の暴風雨と内陸の洪水」を警告している。

 AP通信によると、フローレンスの進路には6カ所の原発があり、電力会社は暴風開始の2時間前には運転を停止する予定。CNNテレビが11日に放映した南部各地の幹線道路は避難のため北上する車両で既に大渋滞となっている。航空会社は南東部の路線を中心にフライト変更を迫られた。

(共同)