安倍晋三首相は13日、ロシアのプーチン大統領が前提条件なしで日ロ平和条約を締結するよう呼び掛けたことについて、「プーチン氏の平和条約締結への意欲の表れだと捉えている」と述べた。公明党の山口那津男代表が官邸で首相と会談後、記者団に明らかにした。
 
プーチン氏の発言について、ロシア政府高官は北方領土問題の棚上げとの認識を示している。首相としては提案内容への論評を避けつつ、平和条約交渉を継続する姿勢を示したとみられる。
 
首相は「日本政府の方針は北方四島の帰属を解決して、平和条約を締結する基本に変わりはない」とも強調した。

(2018/09/13-18:55)
時事ドットコム
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