姫路市消防局の職員3人が消防団で使うために支給された物品を私物化したり、消防団長からの預かり金を流用したりしていた問題で、同局は13日、関与した職員2人を懲戒免職、上司の男性課長(53)を戒告処分にした。

 懲戒免職処分を受けたのは消防団担当の男性課長補佐(47)と男性係長(45)。30代の男性職員も物品の持ち帰りなどを認めていたが、8月下旬に自殺した。

 同局によると、3人は2015〜17年度、消防団の福祉増進事業で支給されたマウンテンバイクや空気清浄機などの物品計38点(約70万円相当)を、自宅に持ち帰るなどして私物化。15〜18年度には各消防団長から集めた諸経費計約13万円を、消防団関連の懇親会費に無断で使っていたという。

 同局は再発防止策として消防団担当を廃止し、他部署に事務を割り振ることも検討するという。2人の刑事告訴について永井誠一次長は「消防団長ら被害者の意思や弁済状況などを踏まえて判断したい」とした。



神戸新聞NEXT 2018/9/13 20:16
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201809/0011637033.shtml