2階席から観覧できる「キセラホール」=川西市火打1、キセラ川西プラザ
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自習などにも使えるライブラリーコーナー=川西市火打1、キセラ川西プラザ
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キセラ川西プラザ
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 兵庫県川西市が整備を進めてきた複合施設「キセラ川西プラザ」(同市火打1)が25日、オープンする。コンサートなどを楽しめる市内最大のホール(約千席)や同市出身の元プロ野球選手、古田敦也さんのゆかりの品々を展示するギャラリーが設けられるほか、福祉団体の事務所などを集約。19日の開館記念式典では、一般向けに内覧会も開かれる。(伊丹昭史)

 かつて皮革工場が集まっていた約1万3770平方メートルの敷地に、市が約98億2170万円で建設した。建物は一部が4階建ての鉄骨3階建て(延べ床面積約1万980平方メートル)で、文化棟と福祉棟が上層階でつながる。PFI方式で民間が運営。老朽化などで閉鎖される市文化会館などから福祉団体や施設が移転する。

 文化棟には市文化会館のホールと同規模の「キセラホール」を整備。2階もある観客席はゆったり観覧できるよう、椅子の幅や前後の距離を数センチ広げた。多目的スタジオなどもある。

 福祉棟には、市社会福祉協議会やNPO法人などが入るほか、予防歯科センターや公民館を配置。妊娠や出産、若者の自立などを一貫して支援する「こども・若者ステーション」や、雑誌などを置くライブラリーコーナーも設けられる。

 19日の内覧会は当日午前10時15分に現地で先着231人を受け付ける。11月3日には、キセラホールのこけら落としで大阪フィルハーモニー交響楽団のコンサートを開催。11〜12月には市内外13団体による歌やダンスなどの披露もある。

神戸新聞NEXT 2018/9/14 05:30
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