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米南部に大型ハリケーン上陸 道路冠水や停電の被害も
2018年9月14日 22時32分

大型のハリケーンは、強い勢力を維持したままアメリカ南部ノースカロライナ州に上陸しました。周辺の州では高潮や大雨による道路の冠水や停電などの被害が出ていて、厳重な警戒が続いています。

アメリカの気象当局によりますと、大型のハリケーン「フローレンス」は14日午前7時すぎ、日本時間の14日午後8時すぎにノースカロライナ州南部に上陸しました。

「フローレンス」は中心の気圧が958ヘクトパスカル、最大風速40メートルで、5段階のうちのいちばん下の「カテゴリー1」になったものの、依然、強い勢力を維持しています。

気象当局は、場所によっては、来週初めにかけて1000ミリを超す雨が降り、3メートルを超す高潮のおそれがあるとしていて、ノースカロライナ州やサウスカロライナ州など5つの州と、首都ワシントンには非常事態宣言が出され、避難の命令の対象は100万人以上にのぼっています。

ハリケーンが上陸したノースカロライナ州では、高潮の発生や大雨によって道路が冠水するなどしていて、アメリカのメディアはサウスカロライナ州と合わせて40万戸以上が停電していると伝えています。

アメリカでは去年、相次いで大型のハリケーンに襲われて、南部テキサス州やアメリカの自治領プエルトリコなどで多くの市民が死亡していて、最大級の警戒態勢がとられています。