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アメリカ南部 熱帯低気圧の影響で8人死亡 警戒続く
2018年9月16日 6時50分

アメリカ南部では、ハリケーンから変わった熱帯低気圧の影響で、ノースカロライナ州などでこれまでに8人が死亡し、およそ75万戸が停電するなどの被害が出ていて、週明けにかけてさらに雨が降り続くと予想されていることから警戒が続いています。

アメリカの気象当局によりますと、大型のハリケーン「フローレンス」から変わった熱帯低気圧は南部ノースカロライナ州の内陸に向かって時速数キロのゆっくりとしたスピードで進んでいます。

アメリカのメディアは、倒れた木が住宅を直撃するなどして、これまでに少なくとも8人が死亡したと伝えています。

また、ノースカロライナ州では、広い範囲で強風が吹き荒れて街路樹が倒れたり、高潮や大雨で住宅が浸水したりする被害が出ていて、日本時間の16日午前5時半の時点で、隣接するサウスカロライナ州と合わせておよそ75万戸が停電しています。

これまでの降水量は最も多いところで750ミリを超えていて、気象当局は、週明けにかけて、ところによってはさらに400ミリ前後の雨が降り被害が広がるおそれがあるとして警戒を呼びかけています。

アメリカでは去年、大型のハリケーンで南部テキサス州や自治領のプエルトリコなどで多くの犠牲者が出ていて、今回のハリケーンから変わった熱帯低気圧にも厳重な警戒態勢が続いています。

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