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2018/09/20(木) 02:21:01.60ID:CAP_USER9父親の死に泣く少年の写真、1日で460万円の募金集まる インド
2018年09月19日
父親の遺体の脇で嘆く少年の写真が、インドのソーシャルメディアで話題となり、男性の家族のために1日で300万ルピー(約460万円)以上の募金が集まった。
17日にツイートされたこの写真は、現在1万回以上リツイートされている。
アニルさん(37)は、インドの首都デリーで下水道作業員として働いていた。しかし下水道へ降りる際に使っていたロープが突然切れ、下水の中に落下したアニルさんは死亡した。
いくつかの推定では、インドでは毎年約100人の下水道作業員が死亡している。
こうした死亡事故について労働組合は、適切な安全装備を与えられていないからだと主張している。
サニー記者はBBCに対し、亡くなった男性の息子(11)が嘆く姿を見て「衝撃を受けた」と話した。
写真をツイートしたのは、インドの英字日刊紙ヒンドゥスタン・タイムズのシブ・サニー記者。サニー記者はツイートで、「火葬場に安置された父親の遺体に歩み寄った少年は、父の顔を覆う布をはがし、両手で父の両頬に触れると『パパ』とだけ言ってむせび泣き出した。14日にまた1人、デリーの下水道で哀れな作業員が亡くなった。遺族は火葬代さえも持っていなかった」と書いた。
「私は事件記者をしているので、悲劇はたくさん見てきた。でもこれは、今まで見たことのない光景だった」
サニー記者は、アニルさんが火葬される数分前にこの写真を撮影したという。
「下水道作業員の死について、みんなに知ってもらいたかった」とサニー記者は話した。
「この写真は、家族の苦境を物語っている」
サニー記者は、アニルさんの家族が火葬費用さえも出せず、近所の人たちに支援してもらったと明かした。近所の人たちからはまた、アニルさんが1週間前に生後4カ月の息子を肺炎で亡くしていたと聞かされたという。薬を買うお金もなかったのだ。
アニルさんには他に、7歳と3歳の娘がいる。
サニー記者のツイートは、非政府組織(NGO)ウダイ基金への注目も集めた。同基金は、インドのクラウドファンディング・プラットホーム「ケットー」の協力を得て、資金を集めると申し出た。
クラウドファンディングには、驚くほどの反応があった。
ヤシュワント・デーシュムクさんはツイッターにこのクラウドファンディングの画面を投稿し、「小さくてもみんなで貢献すれば、一緒に大きな変化を作り出せる。この子の父親を生き返らせることはできないが、子どもたちの教育費と家族の生活に必要な目標額の240万ルピーを、この24時間で大きく上回ることができた」と書いた。
(リンク先に続きあり)
(英語記事 Heartbreaking photo raises $43,000 in day)
https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/C741/production/_103490015_2b902800-cc82-4f0a-b8a4-a8bded8d8b37.jpg