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風疹患者の多い千葉県 無料の抗体検査の対象者を拡大
2018年9月19日 20時16分医療

風疹の拡大に歯止めがかからない中、ことし全国で2番目に多い患者が報告されている千葉県は、抗体があるかどうかを調べる無料の検査の対象に、20日から妊婦の配偶者と妊娠を希望する女性の配偶者を加えることになりました。


風疹は、発熱や発疹などの症状が出るウイルス性の感染症で、妊娠中の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、それに心臓などに障害が起きるおそれがあります。

千葉県ではことしの患者数が東京都に次いで全国で2番目に多くなっていて、現在も患者数の増加に歯止めがかからず感染の拡大が続いています。

こうした中、千葉県は患者の8割が男性であることを踏まえ、これまで妊娠を希望する女性に限って行っていた無料の抗体検査の対象を拡大し、20日から抗体の値が低いと確認された妊婦の配偶者と妊娠を希望する女性の配偶者を新たに加えることを決めました。

いずれも、これまでに風疹にかかったことがない人や抗体検査や予防接種を受けたことがない人が対象となります。検査は県が委託しているおよそ1000の診療所で受けることができるということです。

千葉県では検査で十分な抗体がないと確認された場合には予防接種を検討してほしいとしています。