19日夜、川崎市多摩区の交番に包丁を持ち込んだとして、20代と見られる男が銃刀法違反の疑いで警察に逮捕されました。調べに対して男は「警察官を脅して拳銃で撃ってもらおうと思った」と供述しているということです。

逮捕されたのは自称・川崎市多摩区のアルバイト、金井達基容疑者(22)です。

警察によりますと、19日午後9時半前、川崎市多摩区の生田交番に勤務する警察官が別の事件の対応を終えて交番に戻ったところ、金井容疑者が包丁を机に置いて座っていたということです。

警察官が事情を聞いたところ「警察官を脅して拳銃で撃ってもらって死のうと思った」と答えたということで、警察は銃刀法違反の疑いでその場で逮捕しました。

警察官にけがはありませんでした。

この交番には19日、3人の警察官が勤務していましたが、別の事件の対応などで2時間ほど誰もいなかったということです。

仙台市の交番では、19日午前4時ごろ、警察官が近くに住む大学生の男に刃物で刺されて死亡する事件が起きています。

警察は金井容疑者が包丁を持ち込んだ詳しい動機やいきさつについて調べています。

NHK NEWS WEB
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