花山院弘匡宮司の案内で水谷九社を巡る参拝者ら=奈良市の春日大社で、大川泰弘撮影
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花山院宮司の説明を受けながら巡拝する参加者ら=奈良市
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 奈良市の春日大社で18日、境内を流れる水谷(みずや)川のほとりにある九社を参拝する「水谷九社めぐり」が行われた。この日は特別に花山院弘匡宮司が案内。各神社では参拝者約50人が願いごとを記した札を置き、全員で二礼二拍一礼をした。

 創建1250年を記念して先月、約140年ぶりに龍王神社が再建され、今月から九社めぐりが始まった。この日は、まず境内の一室で九社の由来や功徳について花山院宮司が講話した。

 三笠山を発する水谷川は、吉城川を経て佐保川に合流し、平城京へと流れる重要な水源で、昔から雨乞いが行われてきた。九社の中心となる水谷神社は、本殿に次ぐ社として信仰を集めた。主神スサノオノミコトは、医薬をつかさどり疫病を防ぐ牛頭(ごず)天王と同神とされ、毎年4月、疫病が流行しやすい夏の前に例祭が行われてきた。

 水谷九社めぐりは毎日午前9時〜午後3時半、祈とう所で受け付ける。初穂料1500円。【大川泰弘】

毎日新聞 2018年9月19日
https://mainichi.jp/articles/20180919/ddl/k29/040/474000c?inb=ra
産経新聞 2018.9.19 10:22
https://www.sankei.com/west/news/180919/wst1809190021-n1.html