料理レシピのアプリなどを運営するクックパッドは、生鮮食品などを扱うネットスーパーのサービスを開始しました。レシピのページからも注文できます。

20日から始まった「クックパッドマート」は1品でも送料無料ですが、宅配ではなく、地域の酒店やドラッグストアなどで好きな時間に受け取る方式です。

街の人:「便利で良いですね、助かります」「自宅に届けてくれないと便利じゃない。(棚の中が)混雑して間違えたら困る」

生鮮食料品についてはアマゾンが「アマゾンフレッシュ」というサービスを展開しているほか、楽天も西友と提携して先月からネットスーパー業務を始めています。

2018/09/20 11:56
テレ朝ニュース
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000136615.html
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肉や野菜を近所で「受け取り」 クックパッドが新サービス

過去5年間の宅配便取り扱い個数は、ネット通販の普及で、年々その数は、ほぼ右肩上がりに増え続けていて、2017年度は、42億5,100万個にのぼっている。

このうち、再配達は全体の15%にのぼる。
再配達だけでも、年間で、トラック運転手9万人の労力に相当するとのデータもある。

宅配便の配達量の増加や、再配達が社会問題化する中、注目され始めているのが、インターネットで買い物をした商品を近所の店で受け取れるシステム。

このシステムで、これまでは難しかった生鮮食品を対象にした受け取りサービスに、意外な業者が参入した。

新しいサービスを始めたのは、人気のレシピサイトの運営会社。

例えば、レシピの中から、「鶏むね肉となすとピーマンの甘酢あん」を選ぶと、材料の鶏肉、ナス、ピーマンの写真が現れる。

これをアプリで注文すると、翌日、町の鶏肉専門店が注文にあった肉を用意し、これを、レシピサイトのスタッフが店に行って購入。

スタッフは、それをすぐ近くの酒店に運ぶ。

そして、冷蔵庫の中に買ったばかりの肉を入れ、保存する。

その日の夕方、客は、自分が注文した鶏肉、ナス、ピーマンを酒店で受け取る。

受取場所は、カラオケ店やスポーツジム、カフェなど、増えていく予定。
専用の冷蔵庫が設置され、受取場所となる。

クックパッド買物事業部・福崎康平部長は、「これまで、レシピのサービス提供をしてきたので、当然、レシピがあったら次は食材を受け取れるようになったらいいというところが、始めたきっかけ」と話した。

ユーザーに、レシピと食材を同時に提供するのが狙いという、このサービス。

宅配問題の解消に役立つうえに、食材を提供するのは、地元の精肉店、鮮魚店、農家など、受取場所から半径20km圏内の店が中心とあって、地域経済にもプラスになると期待されている。

鶏肉専門店信濃屋・石坂 佳容子さんは「うちのこと知っていただいて、お肉がおいしいなと思ってくれたらうれしいですね」と話した。

一方、受取場所の酒店などは、客の「ついで買い」に期待を寄せる。

なんでも酒やカクヤス BtoC商品販促部・泊 将誉課長は「食べ合わせやコラボのところで、お互いの魅力を引き立つようなことをやっていければ。来店するきっかけになってくれると思います」と話した。

09/20 13:05
FNNニュース
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00401322.html