食中毒出したのにコーチン店営業「予約の客、断れず」
2018年9月21日12時00分
https://www.asahi.com/articles/ASL9P3FLZL9POIPE007.html?iref=comtop_8_08

 食中毒による営業禁止命令に従わずに営業を続けたとして、愛知県警は21日、同県小牧市の名古屋コーチン料理店「かな和」と同店の代表取締役の男性(72)を食品衛生法違反(営業の禁止)の疑いで書類送検し、発表した。男性は「予約のお客さんを断ることができなかった」と話し、容疑を認めているという。
 小牧署などによると、男性は8月4日に県から営業禁止命令を受けたのに、同月5日に客50人、8日に39人に飲食物を提供し、営業した疑いがある。
 県によると、同店で7月28日に食事をした客のうち7人に、下痢や腹痛などの症状が出た。県が営業禁止を出した後も営業を続けたため、8月8日付で県警に告発していた。予約以外の客にも料理を出していたのを確認したという。9月21日現在、営業禁止の解除はしていないという。
 同店は8月、ホームページで「全く誤った判断でした」との謝罪文を出していた。