“九十九里”に移住者急増 年間1000人が…なぜ?
2018/09/24 17:37
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000136903.html

 過疎化が進む千葉県内の海辺の町に引っ越してくる人が急増している。その数なんと、年間約1000人。何があったのか。きっかけは東京オリンピックだった。

 人口約1万2000人。房総半島の九十九里浜に面する千葉県一宮町。過疎や人口減少に悩んできた町で今、大きな変化が。実は数年前から毎年、移住してくる人がどんどんと増えているというのだ。今年4月に神奈川県茅ケ崎市から引っ越してきたという強矢さん一家。一体なぜ、一宮町に移住してきたのか。早朝の午前5時半すぎ。家から車で約5分の海岸にその理由があった。それが…。そう、移住のきっかけはサーフィンだ。一宮町に続々と集まってくるプロサーファーを目指す人たち。注目を集めたのはなんといっても…2020年東京オリンピックのサーフィンの会場にこの一宮町が選ばれたのだ。海沿いの店ではサーフィンをする人などで大にぎわい。東京まで電車で最速でわずか1時間という利便性や地価の安さもあって増える移住者。昨年度だけでも1000人近くが一宮町に移り住んできている。小学校なども転校生が増え、教室が手狭になるほどだという。